2021年7月4日日曜日

GRBL原点リミットSWのノイズ対策

GRBLにてCNC化したProxxon MF70に原点復帰用のリミットSWを取り付けました。SW配線をステップモータの動力線から離しておくと大丈夫なのですが、一緒に束ねてしまうとSW配線にノイズが入り、SWがONしたと誤認識してしまい軸が停止してしまいます。



配線がごちゃごちゃだったのでスパイラルチューブで動力線とSW線をまとめたところ、軸を動かした瞬間に軸停止してしまいます。

ノイズ対策は本家GRBLページに記載されています。

 

まずは100nFのコンデンサを付けてみました。

対策無し
何も対策無しでは、P-Pで1.15V位のノイズが入っていましたが、100nFのコンデンサを取り付けたところ250mVまで低下しました。

100nF付き

ノイズの電圧変動は低下しましたが、これでも誤動作してしまいます。次にフォトカプラを使用して実験してみました。写真はありませんがこちらは問題なく動作しました。

 そこでSWインターフェース基板を作成することにしました。

回路図
配線

切削
ハンダ付け 

CNC Sheildに接続

フォトカプラには手持ちのTLP627を使用していますが、何でも良いと思います。原点SW以外にも、Resume, Hold, Abort/Reset, E-STOP用のI/Fを用意しています。これらのスイッチは重要ですので原点SW同様ノイズ対策はしっかりしておきたいところです。

動作試験

3軸分の動力線と原点SW配線を束ねていますが、問題無く動作するようになりました。ちなみに原点SWの配線は単線ですが問題無く動作しています。今度シールド線に交換する予定です。

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿