2021年7月4日日曜日

プロクソンMF70で原点復帰出来るようにする

 MF70に原点復帰用のスイッチを取り付けました。

MF70にはCNCキットのアルミブラケットが付いていますので、そのブラケットのベース部分を3Dプリンタで作成し、リレーを追加しました。

取り付け穴と支柱(送りねじの中心線)がXYZで全部違うのでちょっと面倒ですが、参考にできるものがあるので採寸するだけです。Y軸はY-側も作成しましたが、M3x20mmの自己タップねじが無いため後で取り付けする予定です。取り敢えずは移動距離制限を設定しておこうかと思います。

Z軸

X軸


 取り付けました。

Z軸
Z軸です。機械端より10mm程の位置に原点が来てしまいました。もう5mmほどオフセットしても良いかなと思ってますが、実用では問題ないので今度かな。


Y軸
Y軸手前側です。
 
X軸(下側から)
X軸は干渉するものが多く大変でした。テーブル端の三角形のプラスチック、テーブル固定ねじをかわす必要があり、作っては干渉を確認の繰り返しで結局4回作り直しました。


肉盛りしたり削ったりでぐちゃぐちゃです。

後でモータのマウントは全て3Dプリンタで作成する予定なので、その時にモデルデータをアップロードしようと思います。


リミットスイッチはNO(Normal open、通常OFF)を使用して配線してGRBLのPin 9,10, 12に接続します。CNC Shield V3はZ+、ーがPin12に接続されていません。(11に接続されている)。GRBL V1.1ではSpindle Enableに接続する必要がありますので注意してください。(Spindle EnableはZ+,-となります。)


接続したら各スイッチが機能するか確認します。軸をJOGで移動中に何れかのスイッチがONになると軸が停止します。軸が停止することを確認してください。

リミットスイッチにより軸が停止した場合は、GRBLのReset/Abort(Pin A0)をONにしてリセット、その後制御ソフト側でアラームクリアする必要があります。bCNCはアラーム表示になりますが、Candleではアラーム表示にならず、でも軸は移動しないで混乱します。


確認ができたので、コマンド $H を送信すると原点復帰がはじまります。Z軸が動作し、その後XとYが動作します。

原点復帰動作は$25の速度でリミットスイッチを探し、リミットスイッチを踏むとOFFするまで戻り、$24の速度で再びリミットスイッチを踏むまで送ります。これで高速かつ精密に原点が設定されます。原点が決定した後は$27の距離だけ戻ります。

$24=25.000     Homing feed, mm/min
$25=500.000     Homing seek, mm/min
$27=1.000     Homing pull-off, mm




次はリミットスイッチのノイズ処理を行います。(重要)



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